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仕事に対する責任感に感動しました



 施設内で行っている熱収縮チューブカットをする仕事で、検品を行っているMさんは責任感のあるまじめな働きぶりの20代女性です。 ある日の支援日誌から私が感動した部分を抜粋して、このブログにアップさせていただきます。

Mさんは、いつも通りにカットの済んだチューブを検品しながら数えておられたが、作業の終わりに『すみません、まだ数えていないチューブを 混ぜてしまって分からなくなったので、最初から数えなおしてもいいですか?』と職員に尋ねられた。

間違えた原因を聞こうとすると、一緒の班で作業しているFさんが『すみません。私が間違って入れてしまいました』と謝りに来られた。 Mさんは『いいえ。私がちゃんとFさんに伝えなかったから』と相手をかばい、自身の責任だと捉えられている。 間違って混ぜてしまったFさんは、申し訳なさそうだがホッとした表情。職員が「大変だけど、また最初から数えなおしを頑張って下さいね」と作業指示すると 『はい。がんばります』と素直に応え作業に取り組んでおられた。Mさんの優しさ、仕事に対する責任感と意欲が見られた。と日誌が残されていました。

書かれている日誌を読んでいて、Mさんの仲間を思う気持ちと仕事に対する責任感に感動しました。健常者などと呼ばれる私たちの方が 「私はキチンとやりましたが〇〇さんが…。」などと責任転嫁し「せっかく数えていたのに、混ぜないでよ!」と他者を責めたり 素直にミスを認めず謝れなかったりするのでは無いかと、わが身が恥ずかしくなります。 『すみません。私が間違って入れてしまいました』と素直に謝れるFさんも素晴らしいです。

毎月、全ての利用者様の日誌に目を通させてもらうと、支援の現場で起きている事が見えてきます。 利用者さま同士が、認め合いながら仕事に取り組める環境や風土作りに努力している職員の頑張りにも感謝しつつ 支援日誌を丁寧に読み判を押す、この時間を大切にして行きたいと改めて感じました。       伊藤

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