今日を最後に1年が終わろうとしています。慌しく過ぎて行った日々は、あっという間の様でもありかと言って、その1日1日はとても濃く深く、私の記憶に刻まれています。
そのひとつひとつを想いおこして、毎日がどれほど充実していたかに気付かされています。
それぞれの事業を振返りますと
生活訓練では、安定した通所により生活リズムを整えること。作業への集中力が保てること、集団生活におけるルールやマナーが身に付くこと、体調管理がきちんとできること等を目標として支援してきました。
ご利用者の皆さんの通所率は確実に伸びてきており、これに加えて就労への意識付けが出来てきた方から就労移行支援への移籍を実施できました。
就労移行支援では、施設内での部品加工、フルーツキャップの加工、電線の分別作業などを通じ、作業の緻巧性・一定時間集中力を絶やさない力を養う訓練を行い。職場体験、実習等により就労に必要な知識や能力の向上を目指し、ご利用者それぞれの不足するスキルを把握した上で、個別の支援プログラムを実施しました。今年度は12月末までに(8人定員のうち)6名の就職が決定しており、年度末までに更に、あきらめない支援を継続して参りたいと思っています。
就労継続支援B型では、一般就労では身体的または精神的に少々の困難を感じる方たちの「働きたい」と言う想いを「働ける」と言う現実に変えていき生活の充実を図る支援を行っています。B型で働くご利用者に対して、いかにキチンとした工賃を支払えるかは、経営者の責任だと認識し『すまいる弁当』の事業展開に真剣に取り組んで参りました。
中途半端な妥協のできない私の弁当事業への動かぬ決意を、周りでは心配したり「そこまでやる必要は無いのでは?」と言った意見もありました。
販売店舗を1店舗ほど設けて、あとは職員とご利用者で移動販売をする様なやり方を勧める声も有りましたが「自立とは?」と考えるとき、そこには「一定の収入が必要」だと、思い・・・。私自身が率先垂範するべきだと感じ、夜中12時には起床し弁当工場に入り、調理製造の現場に従事しました。夜が明け、仕上がった弁当が各店舗へ配送されて行くまでを確認。
それから日中は施設の業務を遂行した日々で・・・、若干の睡眠不足でフラフラの毎日でしたが(笑)、日中にご利用者が仕込み作業を行った材料が、夜中の製造現場で、うまく連携できているのか?厨房の中で調理担当の方々がどのように働き、何がどう動いているのかを把握しなければ事業主としての言葉を発するに足りないと考えての行動でした。
弁当事業を立ち上げて2年が経過した頃から、少々の体調不良を感じ夜勤からは身を引きましたが、気が付けば販売店6箇所、納入先と配達先を含め毎日1000食~1200食を製造販売する弁当事業へと成長しました。
今年は、B型の全国平均工賃を上回る賃金を、すべての(欠勤の無かった)ご利用者に支払うことが出来ました。今が正念場と感じ前だけを向き駆抜けた一年でした。
平成27年春は、就労支援センターすまいるは5周年。ワークプレイス絆も3周年を迎えます。これまでも、これからも応援し支えて下さる皆様や関係機関の皆様への感謝を忘れることなく、こつこつと努力して参りたいと思います。
今年一年有難うございました。 お陰様でいい一年でした!! 来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に・・・。新しいホームページ製作に、半年もかけて頑張って頂きました「熊本ホームページ製作」の本田社長さまに"お疲れ様でした”
すまいるグループ
ワークプレイス絆
所在地:〒869-1234 熊本県菊池郡大津町引水142番地 電話・fax:096-285-7575
就労支援センターすまいる
所在地:〒869-1219 熊本県菊池郡大津町大林1027番地 電話・fax:096-294-1230
理事長:伊藤智佳子
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