ワークプレイス絆では、来週より車椅子を利用されているMさんの通所が始まります。
これまでは、当施設に車椅子を使っているご利用者がおられなかった事もあり
新人職員をはじめとして、どのように支援していけばいいのか?自分たちがMさんにとって
いい支援が出来るだろうか?といった不安の声が聞かれました。
初めての“介助を必要とする方の受入”を、迷わなかったかと言えば…、実は少々の迷いはありましたが
施設見学に来られたMさんが『働きたいです』と明確に言われた言葉に、なんとか応えられないか
『できない』を『出来るには、どうしたら?』と思いを巡らし、現場の主任支援員・樋口と相談。
シフトを変更したり、職員が交代で行っていたお弁当の配達を外部の業者さんへ委託することで
施設内に残れる職員を増やす等、支援体制を整えました。
加えて、知識のないまま受入れる事は、ご本人にも職員にも負担をかけてしまうかも知れないので
外部講師を招いての、研修会を企画。本日7月24日(金)15:30よりグループホーム・グレイスの
大村さんを講師に招き『介護技術研修会』を実施。大村さんは、看護学校で長年にわたり教職に
就いていましたので講義内容がとても解りやすくて、いい学びが出来ました。
大津町社会福祉協議会より、貸出していただいた車椅子で取り扱いの方法や
自動車から車椅子へ、車椅子からイスへの移乗、排泄時の介助技術などについても熱心に勉強。
対象者への声掛けが大切なことや、立ち上がりを介助するときは、基底面積を確保して腰痛を防ぐなど…etc。
このような技術を習得することによって、ご利用者への安心感を与え、また支援者もわが身を守ることに
繋がります。
Mさんを、日頃より支援しておられる眀暁苑の相談支援員・橋本さんにも参加をお願いをして
ご本人への必要な支援について、出来られる事と、出来ないこと、こういう時は介助して欲しい
どのように介助が必要など具体例を示しつつ詳しく説明をして頂きました。
実際に寄り添って支援しておられる橋本さんからも指導して頂けて、本当に良かったです。
参加した職員からは、不安がずいぶん払拭されました。どうすれば良いのかがみえてきました等と
感想が聞かれました。今日の研修会を、これからの日常に活かし、より良い支援にして行きたいと
思います。
ご指導いただきました、橋本さま、大村さまに感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
伊藤 智佳子
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